だからジャニオタは辞めれない

金はないが幸せなジャニオタの日々

23歳、アニメ・声優オタクを卒業した話

普段、ジャニーズのことしか書かないブログだけど、特に自分の中でこれを書かなきゃいけないってものもないので、つい先月アニメ・声優オタク(声優オタクも)を卒業した話をする。

 

元々アニメや漫画が好きで、必然のように声優も好きになってた私。本格的にこじらせたのは18歳の秋、大学受験の年。その当時、黒子のバスケがアニメ化して流行ってて、私ももれなくハマって、声優さん(鈴◯達◯)を好きになった。その声優さんは歌も上手くて、演技も上手で、そんでもって顔が良くて(私の好みであって、他の人がどう思うかわからないけど)…。女子高で異性とふれあう機会もなく、そんな時に好きになってしまって、もうアホみたいに追ってた。バンドのライブも行ったし、他の出演してたアニメやゲームにも手を出して、そこでタイミングよくイベントがあって行ったイベントがVitaminX

 

もう衝撃だった。だって何一つわからなかったから。ジェットストリームアタックってなに?この人たちは声優だよね?なんで演技しないの?私は何を見せられているの?

 

何一つわからなかったけど、それでも面白くて。変なところでツボに入ってどハマりしてしまった。その半年後にもVitaminXのイベントが決まったんだけど、ちょうど大学受験の当日で。試験受けてから会場に急いで行って、まぁ夜のイベントが楽しみでウキウキだったから受験に集中してなくてその時の入試は不合格…親に内緒で動いてたから、今思うと本当に親不孝者だなって思う。(現役で大学は入れました。)

 

そこから丸5年。好きな声優や追ってるアニメや漫画は色々変わっていったけど、相変わらずオタクは続けていて、自分の部屋はアニメや声優関連のグッズで埋まり、HDDはアニメの録画で埋まり、週末は都内近郊での声優イベントで予定が埋まり…私の生活はアニメ・声優でまわっていた。でもそんな生活ができてたのも学生の時間がある時だけ。医療系の学部生だから、学年が上がるにつれて実習だの課題だのやらなきゃいけないことが増えて、なにより働く時間がないからお金がない。それでも時間を見つけてはバイトをして1年間くらいほとんど予定が空かない日々が続いた。そんな生活をしていたからだと思う。突然糸が切れたように、何に対しても興味がなくなった。疲れてたんだと思う。

 

 

アニメを見るのも、声優イベントに行くのも、グッズを買うのも、途中から意地になって買ってたところがある。好きな声優が出るからという理由で、興味もないアニメを見て、はたまた自分の知ってる声優しか曲やキャラクターがわからないイベントに行って、たいして美味しくもないコラボカフェに行ってノベルティのグッズをゲットして…そんな時に久しぶりに友達に誘われて、ジャニーズのライブに行って、全然曲とかわからなかったけど、それでも楽しくて。「あー自分、昔はこんな気持ちでアニメや声優追ってたんだな…」って思ったら少し悲しくなっちゃった。

 

それが1年くらい前の話。興味ないってわかってても、それでも、集めてきたグッズとか応援してた声優には愛着があったから、捨てるとか売るとか、何か行動することはなかったけど、今年に入って漫画は一冊も買ってないし、アニメも見てない、声優もわからない、これはさすがに辞め時だなって思って、先月全てのグッズを処分することに決めた。

 

オタクの卒業って人それぞれだ思う。タイミングもあるだろうし。社会人になったり、結婚したり、でも1番は今まで情熱を捧げることが時間が限られてきて純粋に楽しめなくなった時だと思う。私はそれが23歳の大学5年生のタイミングだった、っていうそんな話。まぁでもジャニオタはやめられないし、結局のところオタクなんだけど、ツアーの時だけ、テレビも面白いところだけ(ツイッターとかでレポ見て)、音楽番組出た時だけ、って毎日が忙しかったあの頃よりは全然心に余裕があって今は幸せです。そんなオタク卒業した話でした。ちゃんちゃん。